また、
また目を閉じた。しばらくすると直の身体がビクッと痙攣した。
「恵美。」
「大丈夫?」
「ああ、最近夢よく見る。」
「こうへいの?」
「誰だそれ。」
「さっきずっとこうへいって言ってたから。」
「さあ?なんだろうな。夢は覚えてるけどこうへいなんて友達もいなければこうへいとか言う奴が夢に出てない。ってか人は出てない。」
「なんの夢?」
「わかんねぇ。どっかから落ちる夢。」
「ふーん。直も夢見るんだね。」
あ、こいつ面倒くさいって顔してる。
直をつれて教室に帰った。水倉と由梨香、弘子が話をしていた。飽きないなあ。由梨香も弘子も彼氏はいるのに水倉は別らしい。アイドルだとかいってた。
「直!」
水倉が直に気付いた。
「後はよろしくね。まだ眠そうだし。」
「まだ眠いのかよ、直!」
「うん。」
「脳ミソ溶けんぞ。」
「黙れ、馬鹿。」
直を水倉に任せ、私は席に戻った。具合が悪いなら何かお菓子でもつくってあげようかな。『直は絶対作ったら食べてくれる!』なんて考えてる私はきっと副流煙が原因で死ぬんだと思う。
「恵美。」
「大丈夫?」
「ああ、最近夢よく見る。」
「こうへいの?」
「誰だそれ。」
「さっきずっとこうへいって言ってたから。」
「さあ?なんだろうな。夢は覚えてるけどこうへいなんて友達もいなければこうへいとか言う奴が夢に出てない。ってか人は出てない。」
「なんの夢?」
「わかんねぇ。どっかから落ちる夢。」
「ふーん。直も夢見るんだね。」
あ、こいつ面倒くさいって顔してる。
直をつれて教室に帰った。水倉と由梨香、弘子が話をしていた。飽きないなあ。由梨香も弘子も彼氏はいるのに水倉は別らしい。アイドルだとかいってた。
「直!」
水倉が直に気付いた。
「後はよろしくね。まだ眠そうだし。」
「まだ眠いのかよ、直!」
「うん。」
「脳ミソ溶けんぞ。」
「黙れ、馬鹿。」
直を水倉に任せ、私は席に戻った。具合が悪いなら何かお菓子でもつくってあげようかな。『直は絶対作ったら食べてくれる!』なんて考えてる私はきっと副流煙が原因で死ぬんだと思う。