また、
絶望して一晩を明かした後、俺は清々しい気持ちでいた。
太陽が昇る日中、初夏の風が気持ちいい。
俺は近所にある花屋へ行った。
手持ちは3000円と寂しいが花屋で全財産を差し出す。
「これで花束を作ってほしいんです。真っ白い、菊の花束。」
驚いた花屋の顔。
でも俺は構いもせず鞄からルーズリーフを取りだし手紙を書いた。
と言っても『大好きだ』しか書いてはいないのだけれども。
出来上がった白い花束を手に持ち、手紙を入れて学校へ向かった。
昼休み前だしまだ授業中らしい。
俺は静かな廊下を歩いた。
目指すのは2年3組、弘平のクラス。
3組のドアを開けた。
俺は4組だから俺の知り合いは笑いながら「お前クラス違うぞ!」とか言っている。
俺はそのヤジに反応もせず静かに笑っている弘平の所へ向かった。
「弘平!ちょっと付き合え!」
清々しく笑い手を引っ張り教室を飛び出した。
廊下を走り、階段をかけ登る。
息が上がる。
太陽が昇る日中、初夏の風が気持ちいい。
俺は近所にある花屋へ行った。
手持ちは3000円と寂しいが花屋で全財産を差し出す。
「これで花束を作ってほしいんです。真っ白い、菊の花束。」
驚いた花屋の顔。
でも俺は構いもせず鞄からルーズリーフを取りだし手紙を書いた。
と言っても『大好きだ』しか書いてはいないのだけれども。
出来上がった白い花束を手に持ち、手紙を入れて学校へ向かった。
昼休み前だしまだ授業中らしい。
俺は静かな廊下を歩いた。
目指すのは2年3組、弘平のクラス。
3組のドアを開けた。
俺は4組だから俺の知り合いは笑いながら「お前クラス違うぞ!」とか言っている。
俺はそのヤジに反応もせず静かに笑っている弘平の所へ向かった。
「弘平!ちょっと付き合え!」
清々しく笑い手を引っ張り教室を飛び出した。
廊下を走り、階段をかけ登る。
息が上がる。