また、
重いドアを開け、弘平の手を引きフェンスに近づく。
天気は快晴、俺の気分は高揚気味。
真っ青な空をみて風にふかれる。
後ろを振り替えると訳が分からないといいたげな弘平がいた。
ニカッと笑って花束を弘平に押し付けた。
真っ白い菊の花束。
「手紙!読んでみ?」
「・・・大好きだって、お前・・・」
「俺弘平が大好きだった!今も好きだ!」
「翔平、俺」
「でもお前はそうじゃないから。」
そういって俺はフェンスに上る。
「おい、危ないぞ。」
「じゃ!また、来世で。」
真っ青な空の下、弘平の顔を最後に見て茶色の地面に向かって飛び降りた。
さようなら、大好きだったよ、上谷弘平。
俺は自殺した。
人間の二つ目の特権。
それは自分で死ぬ場所死ぬ日を決められることだ。
天気は快晴、俺の気分は高揚気味。
真っ青な空をみて風にふかれる。
後ろを振り替えると訳が分からないといいたげな弘平がいた。
ニカッと笑って花束を弘平に押し付けた。
真っ白い菊の花束。
「手紙!読んでみ?」
「・・・大好きだって、お前・・・」
「俺弘平が大好きだった!今も好きだ!」
「翔平、俺」
「でもお前はそうじゃないから。」
そういって俺はフェンスに上る。
「おい、危ないぞ。」
「じゃ!また、来世で。」
真っ青な空の下、弘平の顔を最後に見て茶色の地面に向かって飛び降りた。
さようなら、大好きだったよ、上谷弘平。
俺は自殺した。
人間の二つ目の特権。
それは自分で死ぬ場所死ぬ日を決められることだ。