地味女は、伝説の美少女?!
雷が鬼のような顔で秋さんに言う



「怖い怖い♪
じゃあ、
日を改めて口説くよ陽菜ちゃん」



「口説かないでください」


これ以上、
雷を怒らせたら怖いんで…



「んー……
可愛い弟が怖くなりそうだからな〜
じゃあ、やめてあげる♪多分ね」



「『多分』はいりません〜」



「えー」



「陽菜っ…
秋なんてほっといてこっち来い」



「うん」



私は雷に抱きついた。



「陽菜。
みんな見てんだけど…?」



「雷のそばいたい……
だめ?」



「あいつらいなかったら
今すぐにでも押し倒してるわ」



「……変態」



「うっせぇ
男はみんな変態だ」



「いやいや!雷には負ける」



「「俺らどうすればいいんだ?」」



「「……目そらしておくか」」



「「それが一番いい」」



露悪のみんなが口々に言う。


全部、聞こえてますよ?
みんなが私達から目をそらいた。



雷はそれを見て




私に……



「ひゃあっ……」



“““今の声なんだ?”””



露悪のみんなはそう思った。



「や、だ……雷っ!
だめ」



“““場所、考えてくださいよ”””


露悪のみんながそう思った瞬間……



「こちょこちょ……んっ……
くすぐったい……よぉ」



“““俺ら、何考えてんだ”””




と、露悪のみんなが赤面した。




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