地味女は、伝説の美少女?!
そして、今日


ツルっ


廊下ですべった。



ごてっ



音を立てて
こけた…



痛てて…



膝、擦りむいてるし…最悪。



目の前にはかっこいい人がいる


なんで?



「だ、大丈夫か?」



手を伸ばしてきた。



「あ、はい。
ありがとぅござぃます」



私はその手をつかむ。



「どーいたしまして」



地味な私にも、
優しい人っているんだなー。



珍しい。もの好きだな…



あれ、なんか視界がはっきりしてない?

なんで?



私が下を見ると…



瓶底メガネが落ちてる!!
私はメガネを拾う。



「あ、メガネ取れてた。
か、顔…見ました?」


ぎこちなく…発した言葉。



返ってきた言葉は



「…うん」



想像どうりです。



こんなキモい顔みせちゃった。



黒姫ってばれてないかな?



私は焦りながら落ちてたメガネをかけた。



顔、見られるなんて…


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