彼氏じゃない人を好きになりました。

おばさんは一度深呼吸をしてから口を開いた。

「命に別状はないって。でも、もう一人で日常生活をするのは無理みたい。脊髄を損傷して、首から下はほとんど動かないそうよ。」

え…。

想像を絶するその現状にあたしは固まってしまった。

それは優や奈子も同じだったのだろう。
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