2つのクローバー
桜
ワイワイガヤガヤ…
新学期、今年もまた桜の季節が来た。
私は、及川美鶴(オイカワミツル)。
正直、友達なんか出来ないし、いない。
…あ、でも2人だけいたな。
『美鶴!』
『あ、雪!今年も同じクラスなんだ。』
話しかけてきたのは、友達の2人の内の1人、石川雪(イシカワユキ)。
私には勿体ないくらいの可愛い友達。
『そういえば彼奴は?』
『ん?あれ、そういえば見てないね。別のクラスなのかな?』
私が聞きたいことを雪に聞いたが、雪も知らないようだ。
キーンコーンカーンコーン…
『あ、じゃあ、また後でね!』
そう言って雪は席に着いたと同時に乱暴にドアが開けられた。
『はぁっ、はぁっ、せ、セーフっすか……?』
『残念だったな。遅刻だぞ。』
先生が彼奴の後ろからそう言った。そのすぐ直後に教室にドッと笑いがおきた。
『お、そういや、雪と美鶴もまた同じクラスだな。』
そう言いながら彼奴……いや、桜庭響弥(サクラバキョウヤ)は笑いながら私の隣の席に着いた。
『なんなんだろうね、本当に』
私も笑っていたから、そのまま笑いながら返した。
雪は、響弥の隣の隣の席だ。
…というか早速雪に視線が集まってる……。
可愛いもんね、雪は。
…………でも、前の中学のときみたいにならないかな。
こんな事を考えてる間、先生が話していたが頬杖をついて外を眺めていた。
実は、彼奴がこっちを見てるだなんて知らずに。
新学期、今年もまた桜の季節が来た。
私は、及川美鶴(オイカワミツル)。
正直、友達なんか出来ないし、いない。
…あ、でも2人だけいたな。
『美鶴!』
『あ、雪!今年も同じクラスなんだ。』
話しかけてきたのは、友達の2人の内の1人、石川雪(イシカワユキ)。
私には勿体ないくらいの可愛い友達。
『そういえば彼奴は?』
『ん?あれ、そういえば見てないね。別のクラスなのかな?』
私が聞きたいことを雪に聞いたが、雪も知らないようだ。
キーンコーンカーンコーン…
『あ、じゃあ、また後でね!』
そう言って雪は席に着いたと同時に乱暴にドアが開けられた。
『はぁっ、はぁっ、せ、セーフっすか……?』
『残念だったな。遅刻だぞ。』
先生が彼奴の後ろからそう言った。そのすぐ直後に教室にドッと笑いがおきた。
『お、そういや、雪と美鶴もまた同じクラスだな。』
そう言いながら彼奴……いや、桜庭響弥(サクラバキョウヤ)は笑いながら私の隣の席に着いた。
『なんなんだろうね、本当に』
私も笑っていたから、そのまま笑いながら返した。
雪は、響弥の隣の隣の席だ。
…というか早速雪に視線が集まってる……。
可愛いもんね、雪は。
…………でも、前の中学のときみたいにならないかな。
こんな事を考えてる間、先生が話していたが頬杖をついて外を眺めていた。
実は、彼奴がこっちを見てるだなんて知らずに。