2つのクローバー
『はい!高校1年生は、今から青春真っ盛りです!だーかーら!頑張ろうね!』




国語の先生がそう言った時、後ろの女の子が声をかけてきた。




『ねぇ、美鶴ちゃん?だっけ。』






『なに?』







『んー、友達になりたいなって思ったんだぁ。』






……え?え?









『……他のみつる、なんじゃ…』







そう、私なんかと友達?






そんなのになるにはもの凄い覚悟が必要だ。









『んーん?美鶴ちゃんは、貴女だよー。』











……誰だっけ。この子。








『私、さっき話してた子との内容聞いてただけだから、名前知らないよね?私は、楯山皐月(タテヤマサツキ)。よろしくね!』









『よろしく……?』








なんだか、元気な子だなぁ。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop