琥珀の世界
第二章:偶然
...今は数学の授業中。
つまらない。つまらなすぎる。
とりあえず机に伏せていよう...




「柚子ーっ!授業中に寝ちゃまずいよ!!」

ん...またあの声。
授業?寝る?
どういう事?

「ねぇ、いい加減姿を見せて?」

「柚子からのお願い!?オッケーオッケー!!!」

目の前が眩しい光に包まれたかと思うと、茶髪で美形の男の子が現れた。

「へへっ!俺、コハク!!」

「コハク...貴方の名前...?」

「そう!あ、柚子、こわーい先生が起こしにくるよ?」

え?どういう事....?



「城之内...城之内!」

この声は数学の佐藤先生...
てことは私...

「は、はい!」

「城之内、体調でも悪いのか?」

「い、いえ、大丈夫、です...」

寝ちゃってたんだ、私...
伏せながら一番欲しいものを考えてる間に...
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