Entre nous
──そんな事を考えてながら海斗くんと話していると。
「あ、忘れてた。ちょっとついて来て欲しい所があるんだけど…」
と言い、あたしの手を軽く引っ張る。
そのまま、応答は聞かず歩き始めた。
あたしは不思議に思いながらも彼の後を歩いた。
大きな重そうな扉…。
その前に着くと彼は止まりあたしの手を離した。
大きな扉を彼が開けると太陽の光が差し込んでくる。
眩しくつい、目を閉じてしまう。
目が慣れてきたので開けるとそこは──。