お前はもう、俺のモノ。












“誰か”が悪いんじゃない。


“誰か”が傷付くのも、当然と言えば当然で。


“誰か”に含まれた“俺たち”は、誰1人、悪気も悪意もなかった。


どうにかして止めようにも、“それ”は間違った方法で、“俺たち”に刃として突き刺さっていく。


“誰か”は、この結末を知っていた?


いいや。


“誰も”知らなかった。


知ることすら、できなかった。


一方的な刃は、俺たちともども“破滅”に導いた。










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