お前はもう、俺のモノ。
「キャーー!
守君と健斗君と充君、絵になる3人ねっ!」
「3人が友達……、一緒に帰ったりするのかしらっ!」
なんかうるさい女子たちの騒ぐ声。
「あはは、キミたち、ありがとう」
そうやって優しく女子たちに笑いかける平坂。
「……ふぅ」
健斗の溜息のような、やっと吐き出せたような息に、思わず健斗を見つめる。
顔が青い。
手を見ると、握りしめすぎて、真っ白になっていた。
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