お前はもう、俺のモノ。
そう言い張った平坂は、少しにやりとニヒルな笑みを浮かべた気がした。
まぁ、一瞬だったけどな?
次の瞬間、俺の目はゆうゆに向かった。
かち合う視線に、少し顔を赤らめたゆうゆ。
ついでに最上級の笑顔を見せたげた。
ゆうゆは風呂上がりかっ、ってくらい顔が真っ赤になっていた。
うん、どんな時もかわいいな、おい。
ゆっくりとゆうゆから視線を外し、平坂を見つめる。
「もし保健室に健斗が行くっていうなら、昨日来たばかりの転校生じゃなくって、俺とかが行った方がいいと思うな。
平坂君は、ここにいなよ。」