お前はもう、俺のモノ。




「チッ」



控えめだが、なんとなく威圧感のある舌打ちをかましてきた。


しょうがないと思いつつ、ついて来て、と声をかける。



ガラッ



ココだよ、という前に、保健室と書いたプレートを見たのか、そそくさと中に入るアイツ。


さっきまで前を歩いていたはずなのになぁ。


続いて中に入った俺は、4人掛け用くらいの長さのソファーに腰を掛ける。


そのとき、視線の先に会った鏡に自分の顔が映った。




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