お前はもう、俺のモノ。



あたしはとりあえずそう言う。



「大丈夫。

姉ちゃんが入れたくらいだから、俺はチョー余裕♪」



なんか悔しい。

だってあたしが勉強できない奴みたいじゃん。


実際そうですけどー!

でも、正哉がそんなこと言うなんて。



「お姉ちゃん悲しい。」



悲しいよ。

お姉ちゃんとしての立場がないよ。

あたしがへこんでたからか、



「ごめんごめん。

姉ちゃんがバカなことくらい、みんな知ってから。」



「フォローになってなぁーーーいっっ!!」




夕食時に、あたしの叫び声が響いた。



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