お前はもう、俺のモノ。
「おいっ、なにやってんの?」
間に合ったか!?
「辻村君っ!」
もう1度俺の名前を呼ぶ愛しい人。
ってか、あいつ......!
今手を引っ込めやがったな!?
「俺の女に、手を出さないでくれない?」
いたって冷静に......冷静っぽく言う。
笹木は、俺の女。
ホントにそうだったら嬉しいけどな。
「すっ、すみませんでした!」
そんなに謝られても、ってくらい一生懸命に謝って来やがったこいつ。
謝ったとたんに走り去った。