お前はもう、俺のモノ。



ざまみろなんだけど。


笹木を見ると、膝がガクガク震えてる。



「大丈夫か?

お前、ホント危なっかしいな」



俺の言葉になにかが切れたように、笹木はペタンと座り込んでしまった。


ごめんな、守ってやれなくて。


俺は笹木を抱きしめた。


ギュッと力を入れて。



「昼休みに言おうとしたのに......。

俺、お前が好き。

すっげー好きだから。

付き合ってくれる?」



そして俺は言いたかったことを言った。


好き。


大好き。


キミが好きなんだ。




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