お前はもう、俺のモノ。
彼を好きな理由
確かあれは1年くらい前だったかな。
突然あたし達1年の教室の前に鈴木先輩という、サッカー部の先輩が来たんだ。
それで流れ的にあたしが教室の外に出た瞬間、
『あのっ、話があります。
放課後体育館の裏で待ってますから......』
そうやって鈴木先輩が言ってきた。
あたしは高校生になったばかりで、まだ何もかもが新鮮だった。
『体育館の裏?
はい、わかりました!!』
なにかをされる様子もないし、
とりあえず行ってみようと思ったんだ。
あたしが返事をしたら鈴木先輩はすぐにどこかに行った。
『ちょっと~~、今のって絶対呼び出しじゃんか~』
教室に戻ると、あたしの大親友に話しかけられた。