お前はもう、俺のモノ。
あたしたちが教室に入ると、またもやたくさんの視線が。
なんでーー?
ちょっと泣きそうです。
「あっ、来た!
美男美女カップル!
王子に姫だから、あたしたちが敵うはずもないよね」
「だねー。
あたしもあんな風になりたいのにぃ......」
「あんたの彼氏もそこそこじゃんか」
「でも、あれほどじゃないから......」
そんなことを言ってる人たちには気づかず、あたしは守とお話していた。
「でねー......」
「おはよ~」