私の中で男になって
こんなにも翔君を求めるのは

翔君といるときは
私自身もなに回復できるからだと思う

ただ楽しいだけじゃなくて

本当の私に戻っている気がする

思ったことがそのまま言葉にできる場は少ない



かわいこぶることもなく

普段の私のままで大口を開けて笑いあえる

翔君もかっこつけることなんかなくて

失敗したことも単純な自慢話も
ありのままに話して

会話の先にある下心なんかなくて

探りを入れるわけでも、本当に言いたいことがあるわけでもない

10分先のことも考えないでただ二人で今を楽しんでいるだけ





受験、テスト、資格、バイト…
すべては結局は先にある未来のためのもの

そんな中で
翔君といる時だけが“今”を楽しめる時間

今生きている時間を
本当に有効に使える時間

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