私の中で男になって
翔君の熱くてあらい息が音になって聞こえてくる

息が荒くなるにつれキスもどんどん激しくなる


私は翔君の背中にギュッとしがみついたまま

唇が離れると、何を言っていいかわからなくなる


さっきまであんなにも激しいキスをしてて

でもその前は二人で冗談を言い合って

どっちの私でいればいいかわからなくなる


「じゃあまた、金曜日にね。」

「うん。」

キスした後はたぶん２人ともどうしていいか、

どんな顔していいかわからなくて

そのままバイバイする

こんなにも体が熱くなってるのに…



< 4 / 64 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop