あめのちはれて。
「………もう行くね。」
「は?ちょ、待てよ!!」
私は蓮のことを無視して教室に戻ろうとした。
「待てって言ってんだろ!!」
蓮は私の腕を掴んだ。
……結構強めで握られているため痛い。
「…蓮、いい加減に「いい加減にしなよ。」
私の声を誰かが遮った。
「伊東…岳…!」
「藤岡さん困ってるよ。
いい加減離してあげれば?」
なんだか、いつもと違う伊東君。
「テメェには関係ねぇだろ?
__俺達、付き合ってんだからよ?」
なに、いってる、の…?