夢の高校生活


私を安心させるかのようにぎゅっとしてくれた



先輩達は逃げて行った




そのときチャイムが鳴ったけど私はそれどころじゃなかった



「私ね、中学生のとき付き合ってた人がいるの

なのに、その人が学校の中で

モテるほうだったの

私と付き合ったことで


先輩とか同じ学年の子それに私の友達もその人のこと好きだったの


でも友達や先輩に

あんたなんて、ただかわいいだけじゃない


いつか彼氏に捨てられるよ


だから今のうちに

友達の好きな人を狙ってたんだ


最低~



って



だから怖かった


友達にも見捨てられたし」



颯真くんは、なにも言わずにただ話を聞いて
くれてうなずいてくれて
体をさすって私を安心をさせてくれた


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