【短】俺とあの人~狼の恋~

白い肌がピンク色に染まっていた。



「いや‥人が来るよ…」


「みんな文化祭の準備でこんな所に来ないよ。
他にやめなきゃいけない理由でもある?」


「だめだよ…あなたは生徒‥だよ…」


「そんなふうに思ってないくせに」



俺はあの人の唇を塞いだ。


小さな膨らみに触れると、あの人の吐息が塞いでいる唇から零れた。



「あっ…」


甘い声が俺を誘う。



もっと聴かせて…





あの人の反応に合わせて何度も指先で刺激した。


いやらしい音が図書室に響き渡る。


あの人は、その音を聴いて恥ずかしそうに体を縮めた。





バカだな‥


抵抗されるといじめたくなるだろ…。




あの人が反応するところを、俺は何度も激しく刺激した。




「あ‥ん…」



あの人が背中を反らせながら零す甘い声…。


その声を聴きながら




俺はあの人の中へ入った。






あの人の世界に‥‥。











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