【短】俺とあの人~狼の恋~
学校中が文化祭で盛り上がっているなか、俺はまた図書室にいた。


あの人が来るんじゃないかと思って…。



「俺‥なにやってんだろ…」


呟いた独り言が寂しく図書室に響いた。





『俺を忘れられなくしてやる』

『俺がいないとだめにしてやる』


そう思ってたのに…



あの人がいないとだめになったのは

俺だった…。





「なんで来ねぇんだよ…どうしてだよ…」


胸の中がずっと苦しい。





あの人に会いたい。



あの人に触れたい。



あの人に触れてほしい。





俺の心を


温めてほしい…。








寂しいよ






すげぇ‥寂しいよ…。















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