ふと、昨日見た夢を思い出した。


うろ覚えだが、確か恐ろしい夢だったな……

そして、家の前にたっていた‘あいつ’を思い出す。


ゾクッ

背筋に悪寒が走った。


(そういえば、俺は怖い夢を見て目が覚めて……外を見たら‘あいつ’がいたんだっけな……)

それから自然に眠ってしまったんだ。


「…ろ、ひろ!!!聞いてる???」

気がつくと陽介が俺の顔を覗き込んでいた。

「いきなり静かになったから…びっくりしたぞ」

純希も心配そうな顔でこっちを見て言った。

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