チャイルド暴走族なめんなよ
「ここだよ。」

風花ちゃんの家は倉庫から十分ぐらい

のところでクリーム色の綺麗な

一軒家だった。

家の外見からみると家のなかでひどい

ことがおこっているようには到底

みえなかった。

ピーンポーン

俺がインターホンをならすと風花

ちゃんの父親らしき人がでてきた。

風花ちゃんは沙菜の後ろに隠れた。

娘に隠れられる親って異常だぞ。

「あなたが風花ちゃんのお父さん

ですか?」

「そうですけど、娘を返してくださ

い。」

風花ちゃんのお父さんは結構いかつい

ひとで髪は金髪だった。

「それは無理ですねぇ。あなたに

は。」

俺の口調がどんどんかわっていく。

チャイルドの皆によると俺の口調が

変わっていったらヤバイ時らしい。

「あ?俺の子供だぞ?返せ。

ガキのお遊びに付き合ってる暇

ねぇんだよ。風花こいよ。」

風花の父親は風花を殴ろうとした。

風花は震えている。

俺は風花を殴る父親の手を受け止め、

風花の父親の腹を思いきり殴った。

「ってめぇ、ざけんな!

何娘に殴ろうとしてんだよ。

娘に虐待してなんになる。

娘を犯してなんになる。

そんなことをしてもお前の妻は帰って

こねぇぞ。悲しむだけだ!

他の女とやってもその女はお前の妻

じゃねぇ。

他人をきづつけんなよ!

妻を失った分娘を風花ちゃんを守って

やれよ!」
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