コスメワールド
すると、店員さんはこっちを振り向いた。

とても綺麗な顔をしていて、微笑むと目がキラキラして見えた。年齢は、多分20歳前後だろう。背は180cmくらいで、肌は白い方だった。

「いらっしゃいませ!どうなさいましたか?」

「あのう、『バタフライ』のコスメはどこにありますか?」

そして相手は微笑んで答えた。

「『バタフライ』なら奥へいけばございます。案内します」

すると、クルっと奥の方へ体を前に向けて歩き出した。私もそれについて行った。

何だか店員さんの後ろ姿がたくましく見えて、見ているこっちはウキウキしてしまう。とっても楽しい。そう私は感じだ。

「こちらになります」

思っていた通り、たくさんの種類が置いてあった。もちろんテスターの方もあった。

見ていると、どれを買えばいいねかわからなくなったので、まだ近くにいるさっきの店員さんに聞いてみた。
< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop