可愛い娘には裏があった
 明日がさらにめんどくさいことになりそうだと思うと、憂鬱になってくる。

 それはさておき、早速ゲーセン内に入る。
 と、同時に耳にゲーセン特有の機械音が入る。
 相変わらず煩いな。
 何度きてもこの騒がしさはあまり好きになれない。
 しかし、これも可愛い妹のためと思うと頑張れるから不思議だ。
 優希は俺の活力の源だな、うん。

 先週の記憶を引っ張り出し、お目当ての景品があるクレーンゲームに向かう。
 経験上、まだ景品の入れ替えないと思うし、ましてや欲しい景品が全部とられてるなんてない、はず。
 
 ……あった。
 優希が欲しがりそうな可愛いぬいぐるみだ。
 見つければこっちのものだ。
 ぬいぐるみの位置を見るかぎりワンプレイで十分そうだ。
< 5 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop