純恋愛花火
半強制的な友里のお願いの後、席に戻ると隣の席から声を掛けられた。

「花村。なんか疲れてない?」

「別に」

「また、マネジャーに合意なお願いされた?」

「まぁね。なんで私ってお人好しなんだろう」

隣の席から大きな手が私の頭をぽんぽんした。
いつからだろう。
この手でぽんぽんされると気持ちが落ち着くようになったのは。
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