晴れ、時々、運命のいたずら



「宮崎さん、ちょっと一緒に来て欲しいの。」



学級副委員長の美咲が帰り支度を始めている穂乃花に強い口調で言いながら近づいてきた。



「…はい。」



美咲の後ろを俯きながらついていく。



(穂乃花…。)



その姿を真澄は眼で追いながら心配そうな表情を浮かべる。


美咲は、校舎裏の普段、人が通らない場所まで連れて行くと、穂乃花を壁を背に立たせて至近距離から強く睨み付けた。


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