晴れ、時々、運命のいたずら



「さぁ、お待たせ致しました。富山愛姫さんです!どうぞ!」



ステージに到着すると、司会者に紹介され、真ん中に立つ。


見渡すと、パイプ椅子は全て埋まっていて、後方には立ち見の観客も多数見える。



(仮に仕方なく入れた仕事だとしても、私にはこの光景全てが宝物。)



改めて、喜びが溢れる。



(あ!)



右側後方に穂乃花を発見した。



(来てくれたんだ…。)



穂乃花の微笑む顔から喜びが伝わってくる。



(ありがとう…、穂乃花ちゃん。)



「では、今日は富山愛姫さんのこれからについてじっくりと語って頂きましょう!」


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