青空とキミと。



いつもより不気味な遥斗先輩が言う。


「もう着いていくな」


「でも、呼び出されたら…」


「んなもん断れ」


「……」



ここでNOとか言えない私は



「…はい」


そう頷くしかなかった。






少しして、



「は、離れて下さい…」



未だに抱き合ってるような体勢の私達。



遥斗先輩の匂いが香ってきた。



さっきから、やけにうるさい心臓。

これ以上このままだと、心臓が持たないよ…



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