青空とキミと。



なんて思ってる私に対し、遥斗先輩は無言のまま。



「遥斗先輩…?」



そう言って遥斗先輩の顔を見上げれば、真剣な瞳とぶつかった。







「あお」


「…はい」


「今好きな奴いんの?」


「えっ…」



いきなり聞かれたのは、そんなことだった。



どうして急に聞かれたのかも、疑問に思ったけど。




私の今好きな人…、



そんなの…


「…はい、いますよ」



昔も今もずっと、湊だけ。


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