青空とキミと。
その質問に遥斗先輩の肩がビクッとなる。
「それはねぇ!
遥斗が…っんぐ!」
すると、笑みを浮かべながら答えようとする空先輩の口を塞いだ遥斗先輩。
く、苦しそうです…
「どうしたんですか…?」
「っ、何でもねぇよ」
心配になって聞くと、遥斗先輩の顔は少し赤かった。
「私達勉強してるんだけど」
ああ、そういえばと千穂の言葉で気づく。
というか、何で来たんだろ…
再びそんな疑問が出てくると、空先輩が変なことを言い出した。
「んじゃあさ、俺達が教えてあげよっか?」
「「…え」」
思わず千穂と同じ反応をする。