青空とキミと。
ご褒美です。
次の日の日曜日も、遥斗先輩の家に集まった私達。
遥斗先輩の教え方は上手で、特に苦手な数学も教えてもらうと解けるようになっていった。
そうして、ついにきたテストの当日。
自分でもびっくりするほど、すらすらと解けた。
「どーだった!?」
テストが終われば、千穂が聞いてくる。
「できたかも…」
あんなに、遥斗先輩に教えてもらったんだから。
点数は上がってるはず。
私は不安になりながらも、テスト返却日を待った。