青空とキミと。
頭の悪さを知った時は、驚いたものの。
そんなとこも可愛いな、なんて思った。
昼休み、
俺は空といつもどおり教室で駄弁っていた。
「遥斗ぉ」
「空くーん」
女達の気持ち悪い声なんかは無視して、話をしていた時だった。
「え、なにこの1年」
女達の高い声が、一気に低い声になるのが聞こえた。
「こんなとこくる1年…て違うよな?」
苦笑いを浮かべる空。
「…ああ」
1年って。いや多分違う…
俺と空も疑問に思ってそっちに目をやった。