青空とキミと。



「す、すいません…」


この声…、




「あちゃー」


空までそんなことを言う。




思わずため息が出た。


まじで、来たのかよ。


迷惑とかそんなんじゃねえけど、男が見んじゃねーか。



「ちょい行ってくる」

「おー」


椅子から立ち上がって、あいつがいるらしきとこに向かう。



「あお」


背が低めのあおは、女達に埋もれていた。



片手を伸ばすとあおもそれに気づいたのか、手を伸ばす。


そしてギュッと握ると、優しく引っ張った。


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