青空とキミと。



「…きゃ」


俺の胸元にあおの顔がくる。



「え、遥斗先輩…?」


「…っ!?」



ちょっと待て、


ヤバいんですけど


あおのほうが背が低いから自然と俺を見上げるわけで、


…破壊力が半端ない。






「「「キャーッ!!」」」


そんな時、女達の悲鳴にも近い声が響く。



…周りの女がうるせぇ


「行くぞ、あお」

「…ど、どこ…」


俺は、手を握ったまま騒がしい教室をあとにした。


< 160 / 360 >

この作品をシェア

pagetop