青空とキミと。
「じ、実はこれ見て下さいっ!」
下から俺を見上げ、何故かキラキラしているあおの目と俺の目が合う。
その笑顔…なしだろ
抱きしめたくなる気持ちをグッと堪え、あおがつきだした紙を見た。
「…え、嘘だろ」
「てっててーん!」
紙には赤いペンではっきりと、点数が書かれていた。
多分これは、今回のテストだろう。
多少、上がるとは思ってだけどこんなに上がるもんか?
「上がったな…」
思わず、嬉しくなって口元が緩んだ。