青空とキミと。



「おめでと」

「ありがとうございましたっ」


嬉しそうに笑うあお。



俺はそれよりも、すぐに俺のとこに来てくれたことが嬉しかった。



…教えたんだし、これくらいいよな?




「え、え!?」

「ご褒美くれるつったろ」


コンクリートの床にあおの背中が触れ、俺は上であおの顔のすぐ隣に手をついた。



頬を赤くしながら顔を隠そうとするあおが、すごく愛しく思える。


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