青空とキミと。
***
広場に着けば、辺りを見渡すけどまだ遥斗先輩は来ていなかった。
とりあえずベンチに座り、連絡がないか携帯を鞄から出した。
受信ボックスを見ていると、頭上から聞こえてきた声。
「ねぇ、名前なんて言うの?」
頭を上げると、知らない男の人が2人いた。
「あ、の…」
こういう時って、どうすればいいんだろう…
困っていると、
「どうしたの?」
「俺等と遊ぼうぜ〜」
腕を強く引っ張られた。