青空とキミと。




そして、気持ちを切り替えてやってきたのはショッピングモールだった。



買いたいものはなかったけど、ぶらぶらすることに。




好きと気づいた以上、気持ちをぶつけるなんてことはできない。


…そんな資格なんてない。




「…お、あお」


「はぁっ、い!?」



名前を呼ばれていることに気付き、私の肩が小さく上がる。



「ぶはっ、大丈夫か?」


「あ、すいません…」


変な声出しちゃったよ…




でも、これで今日で最後だから。

最後くらい楽しまなくっちゃ



「先輩!
何か食べたいですっ!」

「おー、何か食うか」

「はいっ!」



だからどうか、許してください。

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