青空とキミと。





諦める、それが一番いい方法だと思った。



だから、遥斗先輩に話かけられても話さない。


そうやって嫌わればいいって思ってた。




黙ってる千穂に、再び話を続ける。




視界がぼやけて、また涙が溢れてきてしまった。



私、泣いてばかりだよ…




「っ…でもね、気持ちが消えてくれないのっ…」




廊下で遥斗先輩と会う度、話しかけられる度に。



私の気持ちは揺らいでしまう。




こんなにも、好きになってた。



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