青空とキミと。




でも、やらないわけにはいかなくて。




…隣になれますように


必死に願ってくじを引いた。





「あお、何番?」

「…11番」


「あー、離れたな…」




隣じゃなかった。



新しい席は、遠くもなく近くもないところだった。




「隣がよかったなぁ」


本当に、そう思ってる?


そんなこと言えなくて。



「離れちゃったけど、仕方ないよ!」


そう笑い返すしかなかった。


< 21 / 360 >

この作品をシェア

pagetop