青空とキミと。
「湊が事故に遭って病院に行った、と聞いて急いで病院に向かったの」
私に連絡がきたのは、もう数時間経った頃だった。
「そしたらね、集中治療室から出てきてしばらくは息が続いていたの」
即死、とかじゃなかったんだ…
どれだけ痛かったか、
辛かったか。
考えるだけで、また混み上がってくる。
「辛いながらね、喋っちゃだめって言ってるのに湊は力を振り絞って言葉を発してた。
こんなんで、ごめんって…
今までありがとうって」
いつの間にか、そこまで聞いた私は再び涙を流していた。