青空とキミと。





「そしたら突然笑って湊がね、言ったの」



沙希さんが私を見て、笑った。


親子だからか、笑った時の顔が湊にそっくりで…。





「幸せにな」


一瞬、目の前に湊がいるような錯覚が起きた。





「幸せそうに笑って、そのまま眠ったわ。



あおちゃんへの言葉を最後にして」




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