青空とキミと。
_遥斗side
「うっわ…きんちょー」
ついに、放課後になった。
緊張しないために、時間よりだいぶ早く屋上に来たけど。
全く緊張が抜けない。
告白する奴とかは、皆こんなに死にそうになるのか
なんて、くだらないことを思いながら空を見上げる。
元カレとかは置いといて、とりあえず言いたいこと言うしかねぇよなぁ。
『…って、俺は乙女かよ』
自嘲して笑う俺の言葉に、
「乙女…なんですか…?」
1人なら返ってくるはずもない言葉を聞こえてきて、俺は後ろを振り返った。