青空とキミと。
そんな中、
「とりあえず休憩入るよーっ」
希美ちゃんの声が教室に響き渡る。
そっか、いっかい昼休み入ってから午後の部になるんだっけ。
涼みたいと思った私だけど、廊下に出ると、人の数と熱気は教室以上だった。
暑苦しいダメかも…
地面がぐにゃりと曲がり、そう思った時。
「…ぃ丈夫!?」
『…あ、ごめんね』
倒れそうになった私の身体を、千穂が支えてくれた。
頭がクラクラする。
『すっごい暑いね…』
小さな声で呟くと、そんな私を見た千穂が「屋上いこっか」と言う。
そうして、私達はそのまま千穂に軽く体重を乗せて移動することにした。