青空とキミと。



その日の昼休み、


お弁当を広げる私と千穂のもとに尚がやって来た。



『私行くね』


せっかくの2人を邪魔してはいけないと、席から立ち上がる。



「あおも食べようよ」

「俺が来たんだし、遠慮とかいらねーから!」



2人はそう言ってくれるけど…


うーん、

どうせ1人だしなぁ


なんて考えていたら、廊下からすごい悲鳴が聞こえてきた。



あまりの大きさに教室にいるクラスの皆までもが、廊下に視線を向ける。




「大したことじゃないだろ」


尚はそう言って、よっぽどお腹がすいていたのかお弁当を食べ始める。


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